8/8「ガンダムトーク会@アトリ」レポート

信じられないくらい暑い夏になっております、皆さま体調崩されてませんか?アトリ店長Jです。
夏真っ盛りの8/8(水)というド平日に、アトリでのトークイベント第2回が催されました。そのテーマは「ガンダム(宇宙世紀しばり)」。
「は?」という方に一応、一応説明だけしておきますと、「宇宙世紀」とはガンダムシリーズにおける架空の紀年法のひとつです。
地球に人口が増えすぎて住めなくなってしまう事態に対し、宇宙空間にコロニーと呼ばれる居住用建造物を並べて、そこへ移り住もうじゃないかと。
(スペースコロニーイメージ。この巨大な筒の中に街や自然が人工的に造られています。これが宇宙に大量に浮かんでいるのです。)
その移民開始のタイミングをもって西暦から宇宙世紀に移行したわけです。
この宇宙世紀という設定のもと数多くのガンダムシリーズが展開されているため、今回のトークテーマの下地に致しました。
ちなみに外伝作品などでは、それぞれ独自の紀年法が為されています。ひと口に「ガンダム」といっても全部が全部おんなじじゃないんだね!
註1:ここまで読んで頂いてありがとうございます。これより先は注釈もほどほどにして、かなりオタク気質な、気持ち悪いとも取れる話ばかりになっていきますので興味のある方が読み進めてみて下さいませ…。
註2:アトリのトークイベントはあくまでも、「カウンター7席というキャパシティを生かした、少人数でのディープなカルチャートークイベント」です。ガンダムはその一例ですよ…?
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さて今回のトーク会、ガンダム・宇宙世紀しばりと言っても映像作品だけでも20作品くらいはありまして。内容が幅広すぎるので4つのセクションを予め決めて開催致しました。
1.自己紹介 + 好きなセリフ(オープニングトーク)
2.好きなガンダムタイプのMS
3.好きな反主人公サイドのMS
4.好きな女性パイロット
以上の4つ。
今回の参加者はアトリの常連さまたちEさん、Bさん、Sさん、Yさんの4名+店長J(全て男性…)。Eさん持参のPCで参考映像を視聴しながら進めていきました。発言順に書いていこうと思います。
それでは行ってみましょう!(とっても長くなります。)
1.自己紹介 + 好きなセリフ
(これについては箇条書きにします。なぜなら説明が長くなりますゆえ、、、)
・Yさん→ガンダムF90より、ボッシュ大尉のセリフ
これがガンダム!悪魔の力よ!!
・Eさん→ガンダムZZより、ジュドーvsハマーンのセリフ
フ… 一騎討ちと言ったろ
〜中略〜
強い子に会えて…
・Sさん→ガンダムUCより、ミネバの演説
〜〜私たちの中に眠る、可能性という名の神を信じて……
・Bさん→ガンダム 逆襲のシャアより、レズンのセリフ
私が直撃を受けているッ?
・J→ガンダムF91より、ザビーネのセリフ
共に死ねば、お前の口惜しさは消えるのか?
皆さんそれぞれ、好きな作品やキャラクターの印象深いセリフを挙げておられました。ガンダム作品はセリフ回しがなんだか独特で、それも魅力のひとつなんだと思います。
Yさんの挙げられたセリフは漫画作品のもので、J含め他の方々も誰も知らないというかなりのマニアックさでした。
ちなみにこのセクションはオープニングトーク、というつもりだったのですが、話が盛り上がりすぎて5名話終わるまでに既に1時間程経過しておりました。こわい!!
(再度になりますが、こんな感じで続けていきますよ。)
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2.好きなガンダムタイプのMS
ここからが本題です。主役機から設定上のマイナー機まで数あるガンダムタイプのMSから、皆さんどんなのを選ばれるのでしょうか。
参考画像、ざっくり説明、推しポイントと共にお届けします。
・Eさん→ガンダムEz-808小隊に登場する主役機、Ez-8です。大破した陸戦型ガンダムを余剰パーツやジャンクを使用して大改修した機体。
「ガンダム」と銘打ってはいるものの中身はほとんど量産機と変わらない、ガンダムのシンボルとも取れる頭部のアンテナ(V字のやつ)が、本機は側面に1本だけといういぶし銀なヤツです。
J→ガンダム試作1号機GP010083 STARDUST MEMORYに登場する主役機、GP01です。
愛称ゼフィランサス。腕部や脚部の曲線的なデザイン、画像では白いですが劇中やプラモデルでは白に若干緑がかっていること、陸戦用ってのもgood。
劇中では無理矢理宇宙へ出撃して大破します。なんじゃそりゃ。
Sさん→ユニコーンガンダムガンダムUCに登場する主役機。お台場に立っているアレ(ニュータイプ抹殺システム「NT-D」が起動し、「デストロイモード」になり赤く発光しています)。
この日唯一の、参考プラモデルを持参してきてくれたSさん。
人生始めて組み立てたプラモデルだったそう。
彼がガンダムUCが大好きということもあり、このあともUCで攻めていってくれます。
Yさん→ブルーディスティニー2号機ゲーム作品、THE BLUE DESTINYでライバル機として登場するこちら。
主人公のライバル、ニムバスよって奪い取られる機体。
ニュータイプに対抗できるほどまでに一般のパイロットを補助(=暴走)できる「EXAMシステム」を搭載した機体。
映像化はされていない作品ですが、数多くのゲーム作品に登場し、凄まじい強さを誇るヤツです。
・Bさん→ガンダムMk-V小説、ガンダムセンチネルにライバル機として登場するこの人。
見てくださいこの顔。わっる。敵。
ガンダムZZに登場するドーベンウルフの兄弟。
(ドーベンウルフ)
サイコガンダムMk-IIにも似てますね。
最早ガンダムなのかどうか分からないデザイン、両肩のミサイルポッド、そしてインコム。(インコムとは、有線式飛行式の小型ビーム砲。この浮いてる赤いやつがインコム。ちなみにこいつはガンダムセンチネルの主役機、Ex-Sガンダム。かっこいいですね。)
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OVAシリーズから選ばれたものの、TVシリーズからは誰も選ばないという事態に相成りました。
みんな捻くれすぎや、、、ガンダムとか、Zガンダムて言うてもええんやで、、、
続けます。
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3.好きな反主人公サイドのMS
お次はこれ。
ガンダムタイプだとある程度絞られますが、このセクションでは主要機から脇役ザコ敵まで、膨大な中からチョイスすることになります。さてどうなる!!
・Eさん→ガブスレイいきなり濃ゆいのが来ましたね。Zガンダムに登場する、主人公カミーユの(自称)永遠のライバル、ジェリドの乗機。
その恋人、マウアー・ファラオと共に搭乗して2機が登場します。
長いフェダーイン・ライフルと変形式の脚部クローアームがcool。
Zガンダムにおいては様々な可変MSが出てきますがコイツも例に漏れず異形の者ですね。(他の異形の者:ハンブラビ、アッシマー、バウンド・ドックなどなど、、)
Eさんかコレを推すのはパイロットのマウアーありき。その話は次のセクションで。
J→ゲーマルクわたしからはこちら。ガンダムZZの終盤に登場する本機。
ご覧くださいこのでっぷりした体。
このビームサーベルの形!
ちなみにこのビームサーベルは膝にマウントされています。
この人は全身ビーム砲であり、かつ特殊なファンネルが装備されております。(分かりやすいSDのイラスト。ぷかぷか浮いてるのがファンネル。ニュータイプ/強化人間=人工ニュータイプ専用の武装です。中心のでかいのがマザーファンネル。ここからちびこいチルドファンネルが多数飛び出す、という謎仕様)
なんというか、「力こそパワー!!」みたいな、男の子の夢みたいなヤツやと思ってます。ちなみにわたしもこのパイロット、キャラ・スーンありきでチョイス。
Sさん→クシャトリヤつよそう。この日のガンダムUC担当、SさんからはガンダムUCに登場するこちら。
巨大な肩は4枚のバインダーから成ります。体もそこそこでかいですがこのバインダーのおかげで巨大なMSになってます。
ガンダムUCは時代の流れ的にガンダムZZの少しあとになるのですが、このクシャトリヤはZZに登場するクイン・マンサの後継機になります。(右がクイン・マンサ。左からのZガンダム、ガンダムMk-IIとの比較。似てるし、バカでかいですね。クイン・マンサについてはこの後すぐ。)
この人もファンネルをびゅんびゅん飛ばします。
Sさんが一番乗ってみたい機体だそう。Sさんも、クシャトリヤのパイロット、マリーダ・クルスありきのチョイス。みんな入れ込みすぎやで、、、
Yさん→サザビー気品。ガンダム 逆襲のシャア に登場する、ご存知シャアの最後の乗機。Yさんはこれを初めて見たとき、「美しい」と思われたそう。
分かります。今だってそう思う。この人もファンネルをびゅんびゅん飛ばします。推しポイントはお腹のビーム砲、そしてこのビームトマホーク。
この形である意味とは…というところ含めて。こんなに気品溢れる美しいサザビー、あの有名なシャアが最後に搭乗した機体にも関わらず劇中でのボコられ方は半端じゃありません。そのなんとも情け無い姿も、ある意味シャアっぽいのかも知れない、、、
Bさん→クイン・マンサ出ましたこの人。
ガンダムZZの終盤に登場するニュータイプ専用機。
前述の通りバカでかく、そして鬼のように強いという準ボスキャラ。
この人ももれなくファンネル飛ばします。この顔のデザイン、元は主役機ガンダムの案だったそうです。
それがボツになった結果強敵役になっています。完全に悪役の顔しとるけども。
むちゃくちゃ強いのに、最後は味方同士のいざこざがきっかけで爆散するというところも切なくて良いですね。
(グレミーがルー・ルカに撃たれるシーンですね。)
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皆さんそれぞれ個性的なチョイスとなりました本セクション。
興味深い(?)ことに、ガブスレイ〜クシャトリヤまで、ZガンダムからガンダムUCまでの、時代観が比較的近い結果になりました。
みんなこのあたり好きやな。
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4.好きな女性パイロット
この日いちばんヤバい話題。
ええわかってます。これがいちばん気持ち悪い。でもいいじゃない、仕方がない、参りましょう。最後のセクションです。
Eさん→マウアー・ファラオ
ガブスレイのパイロットであり、ジェリドの恋人としてZガンダムの中盤に登場するこの人。
なんというか、めっちゃええ奴です。主人公のカミーユに意地張りまくりでわがまま目立ちたがりのジェリドを公私ともに支えつつ、
「死にはしないわ、あなたが守ってくれるもの。」
なんてニクいセリフ、その言葉を遺し、ジェリドを守って撃墜されるという、、、前述どおり、ガブスレイとともにランクイン。
J→キャラ・スーンなんだその髪色は。見るからにヤバそうなこの人、ガンダムZZにおいて割りと序盤から最後まで登場します。
捕虜として主人公たちに捕まるのですが根はとても良い奴で、掃除・洗濯係として働かされながらなんとなく主人公たちと微妙に仲良くなっていきます。
脱走するものの、微妙に助け合うような距離感のまま(微妙に、というのがポイント)、強化人間として終盤に再登場。第三勢力の登場で三つ巴になる戦場のなか正気と狂気の間を彷徨い続け、最期は敵を道連れに爆散。
最後まで憎めない、かすれ声のいいキャラでした。ゲーマルクとともにランクイン。
Sさん→マリーダ・クルスキツそう、だがそれがいい。(Sさん談。)
Sさん例にもれず、こちらもガンダムUCから。主要キャラとして序盤から登場、悲劇のヒロイン。
次に挙げるエルピー・プルのクローンたちの唯一の生き残り。
どんどんと人の心を取り戻してゆき、襲いかかる死亡フラグを回避したかと思えば待っていたのは悲劇の最期、、、ということで参考映像を見ながらSさんは感極まりそうになっていました。クシャトリヤとともにランクイン。
Yさん→エルピー・プルガンダムZZ屈指のヒロイン。
多くは語るまい。(お察しください。)
Bさん→ハマーン・カーンガンダムZZのラスボス。
主人公ジュドーを序盤から引き入れようとし続け、セクション1でも挙がったセリフを遺しその22年の人生を終えたハマーン様。
初登場はZガンダム、幼いころからシャアと懇意でしたがZガンダム劇中では確執が多くみられ、最終的にはシャアを完膚なきまでにボッコボコにするほど。
愛機キュベレイを駆り、屈指のニュータイプとして、また第三勢力であるネオ・ジオンの牽引者として猛威を振るいました。ハマーン様の愛機キュベレイ。美しいですね。
ハマーン様のその異様な存在感、カリスマ性、容姿・声など全てにおいて、今回の参加者全員異論なしの大トリとなりました。
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いかがでしたでしょうか。。。
本イベントは18:00の開始から00:00過ぎまでの6時間以上、ガンダムの話題以外一切なにも出てこないという混沌を極めたものとなりました。共通言語があるとこんな事になるのか。
この投稿をきっかけにガンダムに興味を持って欲しい、などという気持ちは微塵もなく、何かひとつ共通のテーマで話すとこんなに盛り上がるんだ!ということが伝わればそれがなにより本望です。
繰り返しになりますが、トークのテーマはなんだって良いのです。
音楽はもちろん、漫画であっても映画であっても、なんでも。それを愛する人が複数いて、思う存分語り合うことでハッピーになれたらいちばんハッピーじゃないですか?
「○○について話したい!」「こんなトーク会(飲み会)がしたい!」などなどあれば、ぜひご一報下さいね。きっとアトリで出来ますよ。
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ご参考までに、次回以降のトークイベントがこちら。
・水風呂ナイト(9月)
・エフェクター接続順ナイト(10月)
・ストレイテナー ナイト(11月)
なんだかなんだって良い気がしてきませんか??
ここまで読んで下さった方、本当にありがとうございました。(そしてお疲れ様でした。)
また次回!!(J)