10/3『エフェクター接続順ナイト』レポート

こんにちは。アトリ店長Jです。

去る10/3、アトリのトークイベントの歴史の中で(まだ3〜4回やけど)、最もディープでマニアックな、狂ったテーマのイベントを開催致しました。

タイトルにもあるように、ズバリ

「エフェクターの接続順」なんじゃそれ。(接続イメージ。写真はWikipediaより)


・開催の経緯

記念すべきトークイベント第1回、『ビザールギター会』のときのこと。

Atomic Stoogesのvo,gtよしぐ と話していたわたくし、話の内容はエフェクターに移りまして。

J「最近エフェクターの並びに悩んでて、、、ブースターってどこに繋ぐのがええのかな?」

よ「ブースターの位置は重要やで。俺こだわりあるもん。」

J「今度エフェクター接続順でトークイベントやろか。」

みくり「なにそれ狂ってる。おもしろそうわたしも参加する。」

と、こういうわけです。

ギタリスト、またベーシストの中にも、機材大好きギター大好きエフェクター大好き、という人種がおりまして。

音はもちろん見た目にも楽しい、種類も山のようにあるエフェクター、そりゃあみんな何かしらこだわり持って繋いでんじゃないの!?と思ったのです。

機材オタクには存分に喋ってもらい、そんなに知らない人には参考にしてもらえれば双方ハッピーやん!ということで参加者を募り始めました。

・暗雲

平日開催(水曜日でした)ということもあり、仕事終わりに来てくれる方など時間の都合は様々でしたが何とか参加予定者も集まり一安心、いざ当日。

18:00からのバータイム開始から参加者を待つわたくし。

最初の到着はラブミーベンダー / シーサイドキャンプでそれぞれgtとbaを担当する太一くん

「あんまりこだわりとか持ってなかったし、勉強させてもらうつもりで来ました!」

と、ウレシイ参加者。

続いての到着ははるばる神戸より、The Buttersの石田さん

Jとも機材トークで花が咲く、心強いオタクサイドの参加者です。

と、ここで途切れる参加者の足。

なんとなく不安になり、連絡を入れてみる。

よしぐ「(様々な事情により)欠席させて下さい…」

みくり「完全に忘れててスタジオで練習してる!!!22時に終わり次第飛んでいくから!!」

不安が的中するわたし。他の参加者たちも元々到着が遅れる方々。仕方あるまぃ!!場をあたためておこうじゃないか!!!

・22時以降

Jを含めて僅か3人でスタートを切った本イベント。最終的に集まってくれた方々をご紹介しましょう。イェス!!!

・伊田太一

・石田さん

・中島さん

「ビザールギター会」の影の主催者。ウルトラ機材マニア。当日ツイッターを見てやってきてくれました。ウレシイ!!!

・Tさん

「ビザールギター会」の参加者。かわいいdanelectro所有。最近、かわいいジャズマスターを手に入れられました。

・ショーハシさん

The World Will Tear Us Apartのgt。元ラグチューシャック。仕事終わりで京都の山奥からご来店頂きました。スーパー機材マニア。やんぬ所有のエレキギターの元の持ち主。

・みくり

アトリスタッフ。この日の準主催者。あまさき倫公里のアナカシコのgt,vo。スタジオ終わりで飛んできた。

・ふっきー

永尾蕗子。京都のSSW。ビールを飲むぬいぐるみ。synchronized circusのgt,voでもある。アトリの住人。

・Nonsugar

みくりと、よあけのばんというユニットでgt,voを執る男。ソロでも。月面=宇宙というユニットでも。アコースティックギター使い。この日のリスナー。

結果的にたくさん集まって下さいました!!安心した、、、。短い時間になってしまいましたが、濃い目の内容が飛び交いましたのでご覧あれ。百聞は一見に如かずだ!画像カモン!!!

まずは太一くん。(伊田太一)

①のチューナーから踏みっぱなしの②の歪み、③④と曲によって踏み分ける歪みが続き、⑤のマルチで空間系を制御するという王道なセッティング。(⑥はパワーサプライ。)

③と④は同時に踏むことが無いので、それぞれ踏みやすい位置に配置してあるだけで接続順はそこまで問題にはならないそう。

とてもスタンダードな並び、ここから徐々に狂っていく人々を見るスタートとしてとても優秀なボードですね(?)。


見よこのギターマガジンばりの図。こちらはThe Buttersより石田さん

総勢17台の巨大ボード。こだわりの集積された内容を切ってみましょう。

①②はチューナーとコンプ。そのあとの③はワーミーと、ここまではスタンダード。そのあとの④⑤⑥⑦と、オーバードライブ→狂ったファズ(スイッチ部に設置された銅板が、近づけた足の距離に反応して音が変わるというテルミン的効果を生む。)→ディストーション→ファズと、ファズをサンドイッチする並びです。

いやぁ〜ファズってどこに繋げるか難しいんです。前後のエフェクターとの相性で本当に音が変わる。石田さんは色々試した結果これだそう。ちなみに⑦のロシアンマフがこの並びの最後なのは、壁を作る役割だからだそう。

このあとに同じく歪みの⑧が並ぶのは、ここで一度音色を補正するためだそう。トランジスタのアンプを使用されているため、チューブ的なニュアンスの付加も狙って。

⑩のワウは⑨のラインセレクターで管理。普通に繋ぐと極端に音痩せし、まともな音が出なくなるらしく、それを回避するために外部管理で。

「ワウは先頭」というイメージがありますが石田さんはフィルター/フェイザー的な使い方をされるため、あえて歪みの後ろへ。なるほど。

そしてなにより、ワウがラインセレクターで管理されているため、ワウ本体でon/offをしない、ってのがポイントなのです。なぜなら、ワウ半がけでon/offとか出来るから!なるほどーーー!!!(*ワウって普通、ペダルを奥に踏み込んでon/offするじゃないですか。その必要がありません!)

①①はボリュームペダル。空間系の前段に繋ぐことで、空間系にまで進んだ信号だけを残して入力をミュート出来ます。(ギターを弾いていなくても、ディレイ音やリバーブの残響がアンプから出ている状態。)

その後①②〜①⑦は空間系のオンパレード。①②の狂ったオートワウ(ワウの波形を8つひとかたまりに捉えて、それぞれ1つずつのエフェクトの掛かり方を管理出来るというイカれた奴)、①③〜①⑤はそれぞれ別のキャラクターのディレイ。特に①⑤はお気に入りで、故障分も含め複数台所有しておられます。(ディレイ/ルーパー、音をホールドしたり出来ます。)

その後①⑥のフェイザー(MXR phase90、ではなく45。より温かみのある音だそう。)、①⑦のリバーブと続いてアンプへ。

いやぁ多い。持ち運びで涙が出ますね。さまざまなキャラクターのエフェクターを、用途に応じた場所に接続した、この日のためのボードのようです。ありがとうございます。。。


お次はわたくしJ。

何を隠そう、この配線図を書き出したのはわたくし。皆を待ってる間にテンションが上がり、コソコソと準備しておりました。

①〜③なのですが、この並びで踏みっぱなしのクランチは③。①の歪み(ゲインブースター)と②のファズ(バッキング用)がそれぞれ前段にあります。前述のとおり、エフェクターはそれぞれの相性/順番でガラリと音が変わります。いろいーーろ試した結果、踏みっぱなしの③に①、②と音を足す形に落ち着いた訳です。(ちなみにこの並びを考えていたのがこのイベント開催のきっかけ。)

④のループボックスは、スイッチの壊れた⑤(バカでかい音の出る歪み。ソロとかノイズ用)を管理するため&⑥のチューナーアウトとして。

⑦〜⑩は空間系ゾーン。⑦のデジタルエコー(デジタルで、アナログのエコーペダルを再現するという需要不明の謎機。最高。)と⑧のリバーブの後ろに、⑨のトレモロを置いています。ディレイとリバーブにトレモロ掛かったほうがエグくない??楽しくない???

⑩は、名前書き忘れたんですが VALETONのmoon echoというディレイです。アナログ風?なヤツで、主に残響&発振用に使ってます。(フィンフィンフィンフィンってなります。)

以上、言い出しっぺのボード解説でした。


なんだこの数は…

中島さんです。

主にお仲間とコピーバンドをされており、コピーするバンドによってボードを替えておられるという猛者。機材量よ…。

本日唯一のスイッチャー使い。ただ、プログラマブルは非常にややこしいため、シンプルにスイッチャーでon/offの管理をされているそう。

敬愛されているギタリストの使用機材を真似て使われており、特にFree the toneの数が目立ちますね。ええやつや。

個人的に嬉しいのはmalekko。わたくしJもリバーブを使用していますが、The アメリカ製、という感じの、素晴らしくええ加減なメーカーでそこが愛らしいのです。クセもの揃い。

ヴォコーダーやハーモナイザーなど、シブいエフェクターも目を引きます。

シンプルな配列ながら、長年のこだわりを感じるボードでした。ありがとうございます!

一緒に来られたTさんはこの日のマルチユーザーでした。(参考ULR: https://www.soundhouse.co.jp/search/index?i_type=cm&s_maker_cd=2116&s_category_cd=535 )

mooerは最近とても評判が良いですね。安エフェクターのイメージがありましたがそれを覆す企業努力…感服致します。

以前はたくさんのエフェクターを直列で繋いでいたそう。ぜひそれも見たかったな。


お次はThe World Will Tear Us Apartよりショーハシさん

かなりの機材マニアな彼のボードを見てみましょう。

①のコンプから②のフィードバッカー/ブースターへ。音の小さいバンドなので、この②でフィードバックを起こすそう。かっこええ…。

③のセレクターは④と⑤に繋がっています。ここでも、⑤のファズが後ろの方に繋がっていますが、これは敢えて音をくぐもらせて壊れたラジオみたくする為、だそう。かっこええ…。

その後登場する⑥。出た!安エフェクターの権化、behringerだ!!!

ショーハシさんはbehringer大好きだそうで。このフェイズシフター/ハーモナイザーをおもくそ踏んづけてるそう。(behringerはプラスチック製!よく壊れないね!!)

⑧はボリュームペダル/ワウ兼用ペダル。なんてスグレモノやねん。その後⑦のmooerのマルチルーパーを通り、アンプへ。

自分の出したい音のため、とても工夫が凝らされたボードやなぁと思いました。

たまーに、デカい音のバンドに参加するそうで、その時のセッティングがそりゃあまあ大変みたいです。大変…。


お次は準主催者であるみくり

「ギターで、ギターじゃない音を出すためのボード」というこちら。は…?(数字が無いので線に沿って見ていきましょう。)

まずチューナー。普通だ。

次はディレイ+コーラス。いきなり!?このディレイはミニスイッチでコーラス効果も付与できるやつ。基本スイッチon。

で、次もコーラス。また!?このコーラス、というかこのメーカーARION、踏むとエフェクト掛かると同時に音量が上がるという特徴がありまして。なのでみくりはこれをコーラスというより、ブースターとして認識しているそう。ええぇ…。

で、やっとこさ歪み。の後にファズ。スタンダードな並びの全てを逆転させたような順番。空間系でホワンホワンにした後、歪ませてからのファズでもう、どうしようもなくしているみたい。すげえな。さすが準主催者。これで本人は歌謡/民謡サイケバンドをやっています。サイケェ。。。

(ちなみに端にあるボーカルエフェクターはかなりでかいそうで、結果エフェクトボードが巨大化しているらしい。みくりの身長146cm。)

よあけのばん の練習後に来てくれたので、一緒に来たNonsugarにも聞いてみると、

『エレキの時はブルースドライバー。だけ。』

とのことでした。男前。


ラストはふっきー。普段はソロでアコギ一本ですが、バンドの時はこのようなボードだそう。さあよくご覧…。

(恐らく、真ん中がディストーション/左がオーバードライブかと思われます。)

何も言うまい。メガディストーション→ディストーション→オーバードライブという、歪み+歪み+歪みのウルトラ仕様。だんだん歪みの度合いが下がっていくという順番。すごいな。

この内容で、欠かすことの出来ない、『ずっといてほしい』存在がメガディストーションと。基本メガディストーションだと。ハードコアや。

これに繋がってるギターはYAMAHAのSG。どんな音になるんやろ…。全部踏んだら、全部踏んだらどんな音になるんやろ…。

ちなみに最後のチューナーはみくりと同じくKOLGのDT-2ですが、ガンダムにおけるモノアイみたくて気に入ってるそう。たしかに。


はい。このような会になりました。

当初は開催が危ぶまれるな…とまで思いましたが蓋を開けてみれば大盛況。本当にありがたい!

スタンダードからマニアック、またアヴァンギャルドな接続順まで、大変個性豊かな内容で皆大喜び。中でも石田さんの長大なボードと、ふっきーのパワー100%なボードでアトリが大いに沸きました。

皆、他の人のボード気になるみたいやしこういう話大好きなんやな!うれしい!

ということで、

『帰ってきた!エフェクター接続順ナイト』 必ずやります。

今回の参加者含め、参加の叶わなかった、呼びたかった方々をまとめてお呼びして立ち飲み状態でぶっ飛ばしていこうと思ってます。ぜひ、奮ってご参加くださいませ。(年明けあたりで考えてます。)

それではまた。

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